SqaleのPHPアプリケーションで.user.iniを使ってみたメモ
クラウドホスティングサービス Sqale がPHP対応された際にキャンペーンで無料アプリケーションを1個いただいて、色々試してみましたが、その後しばらく触ってませんでした。
久しぶりに公式の Sqale - PHPアプリケーションのマニュアル を見てみると、PHPアプリケーション用コンテナの動作環境の説明などがあって、「php.ini を直接カスタマイズすることはできませんが、かわりに .user.ini をご利用いただけます。」との記述がありました。
.user.ini はこれまで使ったことがなかったので、この機会に試してみたメモです。
.user.ini はPHP5.3以降導入された CGI/FastCGI SAPI でのみ利用できる設定ファイルで、PHP_INI_USER の項目はもちろん PHP_INI_PERDIR の項目も設定できるものです。
要はApacheモジュール版以外のPHP環境で .htaccess に代わって設定を変更するための機能というところでしょうか。
SqaleのPHP設定ではいくつかデフォルト値と異なる値がありますが、試しに .user.iniで以下のような定義を追加してみました。
short_open_tag = Off
memory_limit = 128M
post_max_size = 64M
upload_max_filesize = 32M
ドキュメントルート (gitリポジトリのルート/public) に上記内容の .user.ini ファイルを設置し、commitをsqaleのリポジトリにpushしてデプロイします。
デモ用アプリケーションの phpinfo で確認したところ、以下のように反映されていることが確認できました。
Directive | Local Value | Master Value |
---|---|---|
short_open_tag | Off | On |
memory_limit | 128M | 300M |
post_max_size | 64M | 100M |
upload_max_filesize | 32M | 100M |
しばらく放置してましたが、Sqaleの方もまた色々やってみようと思います。
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